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小児近視抑制治療

近視とは

網膜にピッタリ焦点が合う"正視"に対して、近視とは網膜の前で焦点が結ばれている状態です。近視になると、遠くの物を見る際に焦点が合わずぼやけて見えます。

小児期にものを近くで見ることが習慣化してしまうと。眼軸がのびやすくなります。一度伸びた眼軸は元に戻ることはありません。近視が進行して強度近視になってしまうと、将来、緑内障や網膜剥離などのさまざまな眼の病気にかかってしまうリスクが上昇してしまいます。
小児における近視は東アジア諸国だけでなく世界的に重要な社会問題となっています。2020年までに全世界の約1/3(約25億人)、2050年には約1/2(約48億人)が近視になり、全世界人口の10%が強度近視になるとも予測されています。特にCOVID-19感染拡大による外出規制などの影響によってさらに加速化の傾向がみられます。

ちなみに日本では、裸眼視力0.3未満の小学生はこの30年で3倍に増加しており、多くは近視の増加によるものだといわれています。近視の多くが小児期に進行するため、近視の管理と治療は生涯にわたり重要な影響があります。

近視抑制治療とは

以前は近視の治療としては眼鏡やコンタクトレンズによる矯正のみで、近視抑制の治療はありませんでした。しかし、現在は、低濃度アトロピン点眼、オルソケラトロジー、多焦点コンタクトレンズ、レッドライト治療などの様々なエビデンスのある治療の選択肢が出てきました。
当院では、低濃度アトロピン点眼、オルソケラトロジー、多焦点コンタクトレンズでの治療が可能です。

どちらも眼軸が伸びるのを抑制する効果が認められております。また、低濃度アトロピン点眼とオルソケラトロジーを同時に行うことも可能です。

※近視抑制治療は自費診療となります。

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