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マイオピン

マイオピン(低濃度アトロピン治療)とは

現在、様々な近視進行抑制治療が報告されていますが、国際近視研究所は有用な視近視進行予防法として、0.01%~0.05%の低濃度のアトロピン点眼を挙げています。低濃度アトロピン点眼は、眼軸長の伸長を抑制し、近視の進行を抑制する作用があるといわれています。
この治療は2012〜2014年にシンガポールからの研究であるATOM2 studyが発表された後から急速に世界に広まりました。その後、臨床研究が続けられ、2019〜2022年に香港から発表されたLAMP studyや、2021年に日本からもATOM-J studyなどの重要な研究結果が次々と発表されております。

マイオピン点眼(濃度0.01%もしくは0.025%のアトロピン点眼薬)は、1日1回寝る前もしくは夕方以降に点眼するだけの簡単な治療です。

近視が進行しやすい学童期4歳~12歳の子どもで基本的に2年以上継続して点眼できる方を対象としています。重篤な副作用は報告されておりません。この薬の本来の作用により一時的に瞳孔が大きくなり眩しく感じる方もおられますが約8~16時間で正常な状態に戻ります。

また、低濃度アトロピン点眼とオルソケラトロジー装用療法を併用することで近視進行抑制の相乗効果があることが報告されています。

治療対象

①4~12歳以下(13歳以上でご希望の方は医師にご相談ください)
②軽度〜中程度の近視の方
③3ヶ月ごとの定期検診が可能な方

※近視の進行が完全に止まるわけではありませんが、少なくとも2年間継続して使用することで何もしない方と比べて進行の軽減が期待できます。

※近視の進行に合わせてメガネやコンタクトレンズの処方が必要となります。

処方の流れ

  1. お子様の視力や眼の状態を検査・診察します
  2. 診察後、ご希望があればマイオピンを処方します。
  3. 最初は、1ヶ月後に、再検査と診察をします。
  4. その後は、3ヶ月毎に検査・診察のため受診してください。

詳しい内容を知りたい方は、当院へお気軽にお問い合わせください。

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