メニュー

眼瞼けいれん、眼瞼ミオキミア

眼瞼けいれんとは

眼瞼けいれんとは、まばたきや、まぶたの開閉を制御できなくなる病気です。
症状はまぶたですが、脳神経系の病気です。
よくある症状としてはまぶしい、痛い、目が乾く感じを訴える方もいます。
さらに抑うつ、不安、不眠など精神症状を持つ人も半数近くあり、うつ病などと間違えられることもあります。

大体40~50歳以上に多く、女性は男性の2.5倍もかかりやすいと言われています。
軽症例を含めると、日本には少なくとも30~50万人以上の患者さんがいると推定されています。
多くの場合は原因が不明ですが、精神安定剤、睡眠導入剤、抗精神病薬の服用が原因になっている場合もあります。
可能であればこれらの薬剤の服用を中止、もしくは減量することが有効な場合もあります。

症状を改善するための治療としては、まぶたの周囲の筋肉にボツリヌス毒素Aを製剤したものを注射して、目をつぶる力を弱める方法があります。
ほかにも、内服や手術などがありますがいずれも根本的な治療ではありません。

当院では、ボトックス注射での治療が可能です。
眼のまわりの筋肉や顔を動かす筋肉に対してボツリヌス毒素Aを製剤にしたものを数か所に分けて注射します。
薬の効果は個人差はありますが、通常3~4か月持続します。
効果が切れたら再度注射をする必要があります。

眼瞼ミオキミアとは

眼瞼ミオキミアとは眼瞼けいれんと良く似た症状が出るために、眼瞼けいれんと良く間違われる病気です。
主な症状は左右どちらかのまぶたの上下もしくはそのどちらかがピクピク動くという訴えが多いです。
原因は急な環境の変化、日頃のストレス、寝不足、眼精疲労など様々です。
ほとんどの場合は静養、ストレスの除去、十分な睡眠時間の確保などで1~2ヶ月のうちに症状が消えることが多いです。
長期に症状が続く場合は眼瞼けいれんやその他の病気の可能性もあることから、頭のCTや MRI検査が必要になる場合もあります。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME