逆さまつげ
まつげが何らかの原因で角膜に接触した状態をいいます。
専門的には内反症とよばれ、内反症は「眼験内反症」「睫毛内反症」「睫毛乱生」の3つに分けられます。
眼瞼内反症
まつげだけではなく、まぶた全体が眼球の方向を向いている状態です。
主に加齢によって、下まぶたを支えている組織やまぶたを閉じる筋肉がゆるんで、まぶたの皮膚がたるむことが原因とされています。
治療は症状に応じて手術が必要となる場合もあります。
自分でまつ毛を切ったり抜いたりする自己処理は目を傷つける可能性があり危険です。
眼科への受診がおすすめです。
睫毛内反症
乳幼児において、まぶたの向きが正常にも関わらず、下まぶたの皮膚や皮下脂肪が過剰なことが原因で、盛り上がった皮膚によってまつげが眼球側へ押し込まれている状態です。
4~5歳頃には治ることが多いため、重症な場合以外には経過をみることが多いです。
睫毛乱生
まぶたには異常がなく、正常なまつげの中で何本かが眼球に向かって生えている状態です。
まつげの毛根の周囲で起きた炎症による傷跡などが原因で、まつげの生える方向が不規則になってしまった状態です。
根本的な治療は手術が適応となります。
当院では日帰りでの手術が可能です。
手術・相談専門外来を開設しておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。